平成23年7月19~20日、米国のアイダホ・オレゴン州にあるJacklin Seed/Simplot社を弊社担当者が訪問しました。
今回の目的は、今年春に弊社が日本独占輸入販売権を取得した”V8 Creeping Bentgrass種子“を育種した研究圃場と保証種子生産圃場の視察です。
まず、アイダホ州のPost Falls市にあるJacklin Seed/Simplotの本社を訪問し、ジェネラルマネージャーのChris Claypool氏からJacklin Seed社の歴史・事業内容の説明、PRビデオの紹介と現在の種子生産・販売市場動向の説明を貰いました。
現在、アイダホ・ワシントン・オレゴンの3州では世界で販売されている芝種子の6割が生産されていますが、ここ近年は世界的な不況が原因で、作付面積も平均して過去の50-60%減っている模様。
特にゴルフ場及び家庭向けの芝種子の需要落ち込みと、これまでの減反により、各社での保有在庫量も減っており、新規作付面積確保をしたくても穀物相場値上がりの為、農家が芝種子の生産に興味を持たないのが現状との事。これにより、向こう数年間の供給不足及び価格高騰が予想されます。
研究農場では様々な芝の品種改良、育種が行われており、日本市場においても興味深い新品種もありました。
翌日はオレゴン州のWillamette Valley地域で、Jacklin Seed/Simplot社の生産部所属のDerek Shaw氏の案内で、V8 Creeping Bent及びライグラス、トールフェスキューなどの種子生産圃場を視察しました。
V8ベント種子の圃場は開花・交配時期でしたが、例年に無い冷夏と雨により収穫が3週間程遅れている状態でした。この様な天候が長引けば、収獲量が例年の2~3割減もあり得るとのことです。
その後、オレゴン州立大学構内にある”オレゴン州認定種子検査室“を見学。
この試験室では毎年何万件もの様々な種子の純度、発芽試験を行っています。
近年ではDNA鑑定を行える設備を導入したので、これまで以上に精度の高い検査が可能になったようです。