
地球温暖化など環境への意識が高まる現代社会において、造園は、まさに天から与えられた仕事と考えています。
私たちは、受け継がれてきた当社の技術や事業が、「自然から与えられた使命」と捉え、真摯に、真面目に造園に取り組み、受け継がれてきた植木職人の美学的・伝統的技術や精神に学びながら、科学的な新しい手法を取り入れ、現代社会に適応した”いつも緑がそこにあるような”造園空間”を提供します。
受け継ぐものと加えるもの、稲治造園工務所は透明性の高い経営を通じ、社会に貢献してまいります。

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◆人は自然に守られている
現代社会では、様々な工業的知的技術の進歩により、技術や経済はグローバルな発展を遂げ、人類の生活は大きく向上しました。
しかし、一方で自然破壊や大気汚染が進み、近年では地球温暖化が危機的な状況を迎えています。
また人々の環境への意識も大きく変わりました。
そもそも自然は、どんなに環境が変動する中にあっても、常に人類を守り続けていることを私たちは理解しなければなりません。
言い換えれば「人類は自然に生かされている」と考えるべきなのです。
私たちが創業以来45年間営んできた「造園」という仕事は、水・土・緑を組み合わせ、命ある全てのものにとって、豊かな生存環境をつくることであると考えています。
毎日積み重ねてきたこれまでの歩みの重さを、今、改めて再認識しています。
私たちは、稲治造園工務所だからできること、この可能性を信じ、これまでと変わることなく愚直に「造園」に取り組んでまいります。
◆温故知新 ~造園は過去と未来の融和である
職人気質の創業者・稲治 清(現会長)が創立した当社は、5年後に50周年を迎えます。
これまでご愛顧いただいたお客様はじめ多くのお取引先の皆さまには感謝の念に堪えません。
思えば、創業時からそれぞれの時代に、その時代のお客様の声を聞き、教えをいただき、お客様からの「おおきに」の言葉を励みに、一生懸命に仕事に取り組んできました。
高度経済成長期、バブル経済期を経て、多くのゴルフ場造成が行われ、今や全国2,400コースを超えるほどにまでになりました。当社もこの流れに乗って急成長を遂げました。
当時ゴルフ場は、乱開発だ、環境破壊だなどと言われ、弊社にとって事業の転換を考えるべき時期を迎えました。
「ハードからソフトへ」~開発事業からメンテナンスに活路を見出すことができましたのもお客様のちょっとした一言がきっかけでした。芝生や樹木の維持管理を通じて、お客様により快適な環境を提供していくこと、より優秀な管理技術者の育成など、様々な経営課題に向かって全力で進みました。
こうして今の時代になると、ゴルフ場の芝生もCo2の吸収源として、むしろ地球温暖化の防止に貢献していると理解されるようになってきました。
好きな言葉に「温故知新」があります。造園に携わる者が今できることは、これまでの反省を生かしながら、真面目に正しく、社会とお客様の声にお応えできる、新しい造園に取り組むことなのではないかと考えています。
お客様の自然への思いを共有し、その思いを形にすることができたら素晴らしいことだと思います。
◆次の半世紀に向けて◆
地球温暖化を防ぐためには自然や緑に手を入れないことが一番とも言われています。
最善の環境保全のためには、大切な道具である「ハサミ」を捨てるべきなので はないか。
本当はそれくらいのことをしなければ、この尊い地球を守ることはできないのではないかと真剣に考えています。
何が必要なのかを見極める知識と見識が今、求められています。
稲治造園工務所は、決して大きな会社ではありませんが、小さな会社が地球のことを一番に思って造園という仕事に取り組む。
ひとつひとつの積み 重ねが、何かを「変えていくエネルギー」となる。
わが社はそういうひたむきで正直な会社で在りたいと思っています。
「造園は天職」そういう理念を立ち上げました。「天職」という言葉に違和感を感じられるかもしれませんが、この仕事を通じて、今、心からそう感じています。
樹木や芝生を健康に育てる、自然と人との接点を少しでも多く創造する、そのことを考えて行動することが、私たちを守ってくれている自然に対しての使命であると信じています。
私はこの仕事を始めて30年超。「造園は素晴らしい仕事なんだ」という自覚と自信を持つことがようやくできました。
5年後には創立50周年を迎えるわけですが、その時に社員全員がこの理念を実感し、お客様と社会から必要とされる存在であるように、これからも努力してまいります。
皆様のご指導とご鞭撻、何卒よろしくお願いいたします。

